電圧降下と埋設管の検討 
 照明の配置が出来たら、電圧降下の計算をしてみましょう。
  • 「A設計support|f電気設備計画」内の「電圧降下」を開いて“in”シートを表示させ、最初に受電方式を選定します。‘受電方式’に低圧で受電する場合は「1」高圧で受電する場合は「2」を入力します。
  • 次ぎに、配電する ‘供給電圧’(ボルト数)を入力します。‘受電方式’と‘供給電圧’は、全ての路線に設定されます。

  • 電圧降下を検討する路線毎(L1、L2・・・)に、設置する器具名を入力して、平面上で配電側より最遠端へ向かって照明器具に記号を設定(A、B、C、D、E・・・)し、区間名(‘区間’の入力は、2行目以降は右側のみ)と延長(平面区間長に器具立ち上がり部分の長さを補正した‘延長’)を入力していきます。
  • 計画する器具の必要‘電流’を入力し、上部の「線種とケーブル」の表から‘線種’と‘ケーブル’の数値を選んで入力します(例えば、単層3線で5.5□の場合、‘線種’に 2.3  ‘ケーブル’に5.5 を入力します)。
  • 入力した電線での電圧降下量が許容値以上の場合は、入力表の左側に「×」が表示されます。この場合ケーブルの形状を修正して、電圧降下量が許容値以下となる(「×」が消える)ように変更します。
  • 入力が終わったら、一行目の‘タイトル’を入力して“電圧降下”シートを表示させ、オートフィルタを使って「1」を選択し、行を整理して出力します。
 電線管を検討
  • 電線管を検討する場合は“電線管”シートを開き「電線」の表の‘番号’に挿入する電線の‘番号’を「電線・管リスト」から選んで入力し、その電線の挿入本数を‘本数’に入力します。
  • 異なる電線を同一管内に挿入する場合は、行を開けないで、電線の‘番号’を入力すると、合計の‘必要断面’がその↓の行に計算されます。
  • 電線管の判定は「電線」の表の‘必要断面’に関して、同一行の「電線管」の表の‘番号’を「電線・管リスト」から選んで入力します。
  • 電線管の断面積が‘必要断面積’を下回る場合は、「電線」表左外に「×」が表示されます。この場合もっと大きな電線管を選択して下さい。
  • “電圧降下”と“電線管”のシートは各々の計算に関連性はなく、独立しています。
     
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