交点法で土量を計算 
交点法で造成平面図の作成及び土量の計算を行います。
  • 交点法で造成図を作成する場合は、計画平面図上(新規レイヤ)に任意の角度に等間隔でグリッドを設定します(以下のExシートで利用可能な交点は、MAX 30×22ポイント以下です)。
  • 「A設計support|b造成計画」内の「1交点造成」Exファイルを開き、最初に‘in’シートの‘グリッド’の間隔(@X=@Y)を設定して、測点名(デフォルトでABCD・・・、1234・・・)を確認修正(上または左側の青色文字)して下さい。
  • 「現況高(黄色セル)」になっていることを確認して、XY交点のカーソルに各交点の現況高を入力します。
  • 次ぎに左上の上下三角ボタンから「計画高」を選択し、「計画高(緑色セル)」になっていることを確認して、XY交点のカーソルに各交点の計画高を入力します。
  • 各交点の舗装厚を入力する場合は、左上の上下三角ボタンをから「舗装厚」を選択し、「舗装厚(灰色セル)」になっていることを確認して、XY交点のカーソルに各交点の舗装厚を入力します。
  • 数値の入力が終わったら“土量”シートを表示して、左上の上下三角ボタンをから「1」を選択して、関連部分だけを表示させます。
  • 土の変化率を設定する場合は‘盛土変化率’に数値(地山土量に対する盛土量の変化率)を入力します。
  • 正確に土量を計算するには、各交点の面積を個々に検証(通常面積は断面グリッドピッチの2乗ですが、端部で補正する必要がある場合)し、直接入力してください。 

  • シート右側の‘変化高’及びシート右欄の‘影響’は、造成高さを検証して、残土量をチェックする為のもので‘造成高さ’に数値を入力すると各交点(エリア面積)に対する‘影響’の掛け率で残土量を試算します(入力のデータは修正されませんが、“計算書”の計画高が修正され、残土量が変化します)。
  • 残土量を目標値にしたい場合は「ツール|ゴールシークノ」を選択し、数式入力セル=残土量(J1)、目標値=(残土量の目標値)、変化させるセル=変化高(J2)を入力して変化高を(概略の造成の変化高)を検証することが出来ます。
  • 入力が終わったら“計算表”シートを表示し、左上の上下三角ボタンをから「1」を選択して必要部分だけを表示させて、土量計算書を完成させます。

  • 交点の造成高を図面に反映させる場合は“in”の起点座標’に図面左上の測点名「A1(仮)」の図面座標点を入力します(図面座標は基準点等を配置して、データパレットでの確認、又は“WScom”の‘→基準点座標’等を使って確認してください)。
  • 平面図のグリッドが図面のX、Y座標と異なり、角度を持つ場合、Y軸(横線)の角度(反時計回りに「+」)を‘傾斜角’に入力しします。
  • “toDATA”シートの左上の上下三角ボタンをから「1」を選択して、関連部分だけを表示させ、必要な範囲を選択してコピーし、平面図の“造成Data”シートにペーストします。“描画com”内‘←交点高’コマンドを実行(ダブルクリック)すると、図面上の交点に高さが配置されます。配置される文字は、下が「現況高」中が「造成高」上が「計画高」となっています。
  • ‘←交点高’コマンドを実行する前に、「造成バー/ +‘スケール値’」のシンボル(例えば、1/100のスケールでは「造成バー/100」)を作成していれば、交点位置にシンボルが配置されます。
  • “造成Data”ワークシート1行目の各数値は以下の内容を設定しています。
      1行B列  文字列タテ間隔(1/1スケール値)
      1行D列  交点からのX方向の文字位置(1/1スケール値)
      1行E列  交点からのY方向の文字位置(1/1スケール値)
      1行F列  表示高さの小数点以下の桁数
      1行E列  縦断図の縦横比率の(横=距離倍率)
  • 文字の基準点はデフォルトの状態で作成されるため、文字の基準点と一行目の設定値を変えて、文字位置を調整してください。

  • 「1交点造成」Exファイルはグリッドの土量をその点で計算しています(申し訳有りません)。そのうち4点(グリッドの四隅の平均)の計算シートに修正するつもりです。